◆日本の公的年金制度では、万一の時に備えて、これまで余剰金約161兆円を積み立ててきた。
この積立金は、2001年から国内外の債権・株式投資に運用されており、リーマンショックの頃に
は多額の損失を出したが、その後は順調で、累積77兆円以上の利益を上げている。
◆年金給付額を賄うため、ここ15年で公的年金積立金から42兆円以上が取り崩されたが、市場
運用の利益はその支払いをはるかに上回り、今の年金制度の持続可能な安全性を高めている。
◆日本では、75歳以上の後期高齢者1人につき年間約95万円の医療費が掛かっている。
そこで、最重要政策として、健康寿命を延伸し、効率的で充実した医療・介護システムを早急に
構築する必要がある。また、
個人の経済力に応じた応分負担の再検討も喫緊の課題である。
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